※ながいです
私は、夜行バスが好きです。
もちろん、新幹線もたまらなく好きですが、目が覚めたら到着しているのも楽ですし、、深夜にサービスエリアに降り立った時の非日常感がたまりませんね。
旅というものが感じられるほど、ロマンを感じます。
さて、夜行バスにおいて辛いのは、うまく眠れなかった時です。
車内では携帯の使用も読書もできない上に、周囲が眠りに就いているので、目が冴えていると退屈を持て余します。それに、同じ姿勢を長時間続けて体に無理がかかっているのをじわじわと味わうことになります。
その二重の苦痛と正面からぶつかることのないよう、前日は徹夜をすることにしました。
いつもの悪い癖で、無料配布を書き上げようと努力しました。が、あまり筆が進まず、夜までに作ればいいよね的な感覚でいたら、美術館のチケットが期限切れになりそうなことを思い出しました。
朝、私は共に大阪に行く予定であるびーさんにリプを飛ばしました。
高い確率でダラクレスの売り子をしてくださっている方です。
今から新宿来いよ的な怠井の無茶振りに、びーさんは眠りを妨げられ、それでも快く（？）来てくれました。
気まぐれで割と無茶を言う私ですが、申し訳ないという気持は無論存在します。
折角のデートですから、電車に乗っている間に慣れぬiphonを操作し、完璧な計画を立てました。
遠足やデートというのは計画する段階が醍醐味のひとつですね。
綿密に計画を立てていたことは悟られぬよう、涼しい顔でさりげなくエスコートするのが真の紳士ではないでしょうか。
彼女がタイムラインでみそラーメンを食べたいと言っていたので、ラーメン激戦区である新宿の、有名ラーメン店のひとつ「武蔵」をランチに選びました。
普段は行列ができますが、少しピークを外して行ったのもあり、すんなりと店内に入ることができました。
武蔵はつけ麺で有名ですが、この時期は限定品のみそラーメンが出ます。
店員は元気がよく、店内は広くはありませんが、奇麗です。
つけめんは、太めのもっちりとした麺に濃厚なスープが絡んで実に美味でした。
みそラーメンは少し甘めで、此方もしっかりとした味わい。
若干辛めなのも良いですね。
ぜひまた食べに行きたいと思います。
コップは青と赤でテンションが上がりました。クランズマンいぇーい。
初っ端からただのグルメレポートブログと化していますが、この後上野の東京都美術館で行われていた「日本美術院再興100年 特別展 世紀の日本画」に行ってまいりました。日本美術院の神とも言える、狩野芳崖、横山大観、菱田春草、安田靫彦、小林古径、前田青邨、平山郁夫ら近代日本画の巨匠たちの名画がずらりと並べられる贅沢な展覧会です。
美術院の歴史を辿りながら、日本人の高い技術とセンスに感嘆しました。
第一弾は終了してしまいましたが、３月１日から４月１日まで第二弾が開催されているので、ぜひ足を運んでみてください。
さて、バスの時間までまだまだあります。
びーさんを連れて上野公園を歩き、忍ばず池の弁天様のところまで行きました。
今は枯れ木ばかりですから、上野の満開の桜や、池を覆い尽くす蓮の時期にまた連れてきたいですね。
なんか屋台がいっぱい出ていたので、じゃがバターを食べました。
ラーメン食ってなおまだ食うか。
上野といったらアメ横も観光スポットのひとつですね。
何故アメ横と呼ばれているのかというと、戦後闇市として賑わっていた際、飴屋が200軒以上立ち並んでいたことで「アメヤ横丁」と呼ばれ、また、アメリカ進駐軍の放出物資を売る店が増えたことから、アメリカ横丁的な意味を含めて「アメ横」と略称されるようになったそうです。
名物チョコレートの叩き売りを見物しました。
記念にびーさんが買っていました。
持ち歩かないなら、築地と同等レベルのうまいマグロとかも安く手に入るんですよー！
また、ナイキのシューズを２０００円で買えたり、ブランド品中古を買うのもいいですね。
ってわけで、串ざしのパインとメロンを食べました。
まだ食うのか。
完璧に立てた計画というのは、大抵において完璧には実行されないものです。
いえ、それも想定内…というより、それがまた面白いのです。
だから悔しくなんてありませんよ。
色々と省きますが、もう一人一緒に行く方との待ち合わせまでに、怠井の体力は限界を迎えそうになっていました。
びーさんとの年の差を感じた瞬間です。いや、基礎体力からして違う気がする。寝ていないのもある。荷物も肩が外れそうなほど重い。
ブーツのヒールが憎らしい。
さて、今にも燃え尽きんとしていた私ですが、ディナーを食べたら超回復しました。
ご飯の力は素晴らしいですね。
サンマルクレストランは焼きたてパンが食べ放題なのですが、美味しすぎます。
普段はさほどパンを食べませんが、ここのは何十個でもいけます。焼きたて恐るべし。
お料理も好きです。ちょっと高いですがね…。
今回は運よくフルートの生演奏でした。テーブルまで奏者がリクエストを取りに来てくれます。
夜景を眺めながら、フルートの音に身を任せ、ゆっくりと焼きたてのパンにトマトソースを含ませながら食べる。優雅です。ワインの一杯欲しいところでしたが、飲酒をしてバスに乗るのは嫌がられますので、自重しました。
女子に叱られる、というのは良いですね。
びーさんが肘をついて怒られていたので、羨ましくなって敢えて肘をついてみました。
轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟轟
水面に浮き沈みするように、眠りと現実の挟間を彷徨う…。
人の吐息と、エンジンの音。
騒々しい中の、静寂……。
と、私は心地よく優雅に過ごしていたのですが、私の足癖が悪くて前席の乗務員に舌打ちされていたそうです。
深夜のサービスエリアはテンションが上がりますね。
土産品は特に時々ネタになるものが売っています。
乗物に揺られたのもあって、私はサイダーを欲していました。
喉も乾いておりましたし、どうせなら静岡産のものを購入しようと思いましたら、緑茶コーラなるものを見つけました。
まったく、何でもお茶を入れればいいと思って！
びーちゃんが買ったのは、此方。山梨のお土産！と見せかけて、実は静岡産。
冷たいうちにすぐにでも飲みたかったのですが、
「バスを降りてから飲もう」
と何故か没収を食らいました。
ちょ、今欲しいんだって！！
I would like It, please！！！
土山サービスエリアには目立って面白いものはありませんでしたが、殺せんせーをほうふつとさせるものがいましたよ。
また、無事に怠井はC1000ビタミンレモンを購入できました。
つづく
